ご報告
- 2011/08/21(日) 21:33:05
私がスポーツ会館に入会し、サンボの世界に足を踏み入れたのは1986年の8月でした。最初の練習の日が物凄く暑かったのをよく覚えています。今月でそれからちょうど25年が経ちました。
そんな節目の時期なのですが、この度日本サンボ連盟の理事を辞任いたしました。今後はサンボの活動から離れることになります。
飽きっぽい私が長年続けていけたのも、ご指導いただいた先生・先輩方や周りの仲間のおかげです。大変お世話になりました。
というわけで「東欧在住」でも「サンボのレフェリー」でもなくなってしまいましたので、このブログの更新も今回で最後にしたいと思います。読んでくださっていた皆さん、有難うございました。
セルビア滞在記2011-2(7月15日)
- 2011/07/15(金) 23:54:13
こんにちは。前回からまたずいぶん間が開いてしまいました。先に言ってしまいますが、6月21日に日本に完全帰国しました。
前回書いたように5月の頭から1週間ほどはボスニアヘルツェゴビナ・クロアチア・スロベニアを周ってきました。まずサラエボに入って1泊、そこからモスタル、クロアチアのドゥブロブニクとスプリットに寄ってスロベニアの大会で審判。帰りにはクロアチアのプリトビッツェ湖畔公園にも行ってきました。どこも見どころが多く、純粋に観光を楽しんできました。
5月の中旬にはブルガリアのソフィアで行われたヨーロッパサンボ選手権へ行ってきました。今回は審判もせず、主にブルガリアの知人や欧州各国の関係者への挨拶が目的です。セルビアの前に1年間住んだソフィア。その後もサンボ・レスリングの用事で何十回も訪れましたがこれで当分来ることもないだろうと思うと寂しく感じられました。
そして5月末からはアジアサンボ選手権でウズベキスタンへ。06年以降毎年のウズベク渡航です。今回は、「もしかしたら審判長が回ってくるかも」という予感がしていたのですが、まさに的中で大役を任されました。同所では08年の秋に世界ジュニア選手権の審判長をしたのですが、そのときも今回も現地に入ってからの事後承諾(笑)、いかにもウズベクらしいというか…。前回は慌てて現地でスーツを揃えたのですが、今回は念のため持ってきていたので新たに購入したのは下着のシャツ1枚で済みました。例によって理不尽な抗議なども多く疲れましたが、3年前よりは難なくこなせたかと思います。
ウズベクから戻ったのが6月10日の未明、帰国まで10日しかありません。しかも今回は一時帰国ではなく完全引き揚げなのでアパートもキレイにしなければならないわけです。もちろんハードな日程になるのは予想がついていたのでウズベク遠征の前から徐々に始めてはいましたが、さすがに12年間の蓄積は大きく最後にかなりバタつきました。それでも何とか予定を全て消化、ついにセルビアともお別れしてきました。
毎年この時期には一時帰国していたので、まだ実感はありません。セルビアの友達と連絡を取っていても「まだ信じられない。9月になったらお前が戻ってくるという感覚が残っている」などと言ってきます。おそらく夏の終わりになる頃「あれ、今回は何日に離日だっけ…」などと思うことでしょう。久しぶりの日本の秋を楽しみつつ、セルビアでの生活が恋しくなるに違いありません。
思えばあっと言う間の12年間だった気がします。01年以降は年に2回、それもかなり長めの一時帰国を繰り返してきたのでそれほど違和感を感じることもありませんでしたが、やはり日本と東欧ではありとあらゆることが異なります。12年間で身に付けた術としては「どこに行っても順応できる能力」が一番大きいかもしれません。
自分で選んだ道とはいえ、教員を辞めたのを後悔したこともありました。異文化の中での生活はもちろん刺激的で興味深いものですが、面白くないことも多々ありましたし、人を信頼できなくなったこともありました。「何のためにここに来たのだろう」と自問自答する時期も続きましたし、30代という働き盛りの時期に奔放な生活をしていることに自己嫌悪を感じたりもしました。そう考えるともっと早く引き揚げた方が良かったのかもしれません。しかしここまで長く東欧での生活を継続したということは、結局セルビア・ブルガリアの生活に慣れ、親しみ、楽しんできたのだと思います。もはやノビサドの町は地図なしでどこでも行ける状態で、ここ数年は言葉で苦労することもほとんどありませんでした。自由な暮らしをしていたおかげで約40ヶ国を訪れることもできましたし、サンボの遠征にも行きたいだけ行ってきました。
しかし、どこかで踏ん切りをつけなければと思い決心に至りました。この完全帰国を後悔することもきっとあるでしょう。それでも人生はそういう葛藤の連続だと考えています。今後のビジョンについてはまだ明確なものはありませんが、この12年間が生かせるようなことができたらと思っています。現在は、またいつもの短期アルバイトをやっていますが、それも8月前半までなのでそろそろ次を考えなくてはいけません。どなたか、いいお仕事があったら紹介してください(笑)。まあとりあえず今年度中は色々とやって食いつなぎ、来年春から定職に就ければ幸運だと考えています。
10年以上に及び、この滞在記を書き続けてきました。その間に国名もユーゴスラビアからセルビアモンテネグロ、さらにセルビアと変わっていきました。海外生活をしていく中で思ったことをいたずらに書いてきただけなのですが、送るたびに感想などもいただき励みになりました。読んでくださっていた皆様に感謝しつつ、今回でひとまず終わりにしたいと思います。いずれまた東欧での生活を振り返り、これから行かれる方・住まわれる方への情報発信なども含めて何か書きたいという考えもあります。そのときにまたお読みいただければ幸甚です。
アジア選手権 速報
- 2011/06/03(金) 03:24:21
アジア選手権の日本人選手の結果です。
※吉澤監督の速報を転載
サンボアジア選手権大会
2011年6月2日(木)
ウズベキスタン共和国タシケント市
JAR(ジャール・スポーツ・コンプレックス)
<大会結果>
【シニア男子 62㎏級】
松井高光選手
2回戦 判定負け
ロシア ○(13−7)× 松井
※敗者復活にまわれず
【シニア男子68㎏級】
鈴木康裕選手
2回戦 テクニカル一本負け
キルギスタン ○ (14ー0) × 鈴木
※敗者復活にまわれず
【シニア男子74㎏級】
嘉見俊宏選手
1回戦 一本負け
嘉見 × (腕十字) ○ モンゴル
※敗者復活にまわれず
【シニア男子+100㎏級】
三谷健選手
準々決勝 一本負け
三谷 × (投げ) ○ カザフスタン
3位決定戦 判定負け
ロシア ○ (3ー0) × 三谷
以上
アジア選手権
- 2011/05/28(土) 06:56:29
6月1日から、ウズベキスタンのタシケントでアジア選手権が行われます。
もはや恒例行事という感じでこの時期にタシケントでの開催になっています。
今回参加する選手は以下の4名です。
【男子シニアの部】
62kg級 松井高光(横浜国立大学) 11年東アジア選手権3位
68kg級 鈴木康裕(スポーツ会館) 10年全日本選手権3位
74kg級 嘉見俊宏(山田スポーツクラブ) 10年全日本選手権2位、11年東アジア選手権2位
+100kg級 三谷 健(寒川柔友会) 10年全日本選手権3位、11年東アジア選手権2位
鈴木選手は3年連続のアジア選手権出場、他の3選手は1月の東アジアと続けての参加です。嘉見選手はなんと11月の世界選手権から3連続遠征になります。
そして今回も吉澤昌さんが監督です。
私は途中1泊の関係で、明日(29日)にここを発ちます。
先日の欧州選手権はゆっくり観戦できましたが、今回は審判をやらないわけにいかないので頑張ってきます。
速報も予定していますので、応援よろしくお願いします!
(上記4選手の試合日は6月2日です)
今回もこのJARスポーツセンターで開催の予定です(写真は昨年の世界選手権)。
ヨーロッパ選手権(シニア) 結果
- 2011/05/20(金) 23:22:49
先週(5/13・14)にブルガリアのソフィアでシニアのヨーロッパ選手権が行われました。以下、各階級の結果です。
【男子】
・52kg級(参加8名)
1位 モングシュ・アルベルト(ロシア)
2位 アフメドフ・ジャンブラット(ベラルーシ)
3位 キルコスィアン・ティグラン(アルメニア) 10年欧州3位
3位 サマドフ・アガシフ(アゼルバイジャン)
・57kg級(参加9名)
1位 クザナシビリ・ウシャンギ(グルジア) 07年52?級世界1位、09・10年同欧州1位
2位 ガシモフ・イスラム(アゼルバイジャン) 10年世界2位
3位 ポルドゥタブツェフ・アレクセイ(ウクライナ)
3位 アニスケビッチ・イワン(ベラルーシ)
クザナシビリが階級アップに成功。
・62kg級(参加13名)
1位 パニュコフ・アレクサンダル(ロシア) 09年世界1位
2位 ガラエフ・ジャビダン(アゼルバイジャン)
3位 セドイ・イーゴル(ベラルーシ) 09年世界3位
3位 ナク・オクタビアン(モルドバ) 10年欧州2位
パニュコフが得意の関節技で制す。
・68kg級(参加12名)
1位 クレツコフ・ニキタ(ロシア) 10年世界3位
2位 マルティン・イワノフ(ブルガリア) 08年世界ジュニア2位
3位 イメルリシビリ・ベカ(グルジア)
3位 バジレフ・ドゥミトゥリー(ロシア) 06・07・10年世界1位
イワノフが準決勝でバジレフに足払い一本勝ちの殊勲も、決勝でクレツコフのアキレスに屈す。
・74kg級(参加11名)
1位 ポポフ・ステパン(ベラルーシ) 10年欧州3位
2位 マムラシビリ・カハ(グルジア) 10年欧州2位
3位 ダニエリャン・アショット(アルメニア) 10年世界1位
3位 シャロフ・アレクサンダル(ロシア) 08年世界2位
・82kg級(参加12名)
1位 キリューヒン・セルゲイ(ロシア)
2位 ステパニュコフ・アレクセイ(ベラルーシ) 10年欧州1位
3位 クツィア・ニコ(グルジア) 09年世界2位
3位 リナ・ジャン‐ルイス(フランス)
・90kg級(参加13名)
1位 カズショナク・アンドレイ(ベラルーシ) 07・08・10年世界1位
2位 ボダベリ・ミンディア(グルジア) 06年世界1位
3位 ゲオルギエフ・スティリャン(ブルガリア)
3位 バカエフ・シェイ‐マゴメッド(ロシア)
カズショナクが安定した戦いぶりで圧勝。
・100kg級(参加7名)
1位 ミハイリン・ビャチェスラフ(ロシア)
2位 リトゥコ・ヤドスラフ(ウクライナ)
3位 パブリアシビリ・ミリアン(グルジア) 07年世界1位
3位 シオマチュキン・ヤウヘン(ベラルーシ) 09・10年欧州2位、09年世界3位
・+100kg級(参加9名)
1位 イリエフ・イワン(ブルガリア) 05・06・07年欧州1位、10年世界2位
2位 ボホビャク・アレクサンダル(ベラルーシ)
3位 スタルコフ・ミハイル(ロシア)
3位 ボロビック・キリル(ウクライナ) 06年100?級世界1位
イリエフが接戦を勝ち抜いて4度目の欧州王者に。
団体順位 1位 ロシア 2位 ベラルーシ 3位 グルジア
【女子】
・48kg級(参加7名)
1位 モスクビナ・タチアナ(ベラルーシ) 世界10回優勝、10年欧州2位・世界2位
2位 サリエビッチ・ミレラ(セルビア)
3位 ルベル・ポリナ(ロシア) 09年世界1位、10年欧州1位
3位 サルキスアン・ルザンナ(アルメニア) 10年欧州3位
モスクビナが昨年の欧州決勝の雪辱を果たし、6度目の欧州優勝。
・52kg級(6名)
1位 ミルゾヤン・スザンナ(ロシア) 10年世界2位
2位 ジャルスカヤ・マリナ(ベラルーシ) 07年世界2位
3位 オスタピュク・マリア(ウクライナ)
3位 キリロバ・ガブリエラ(ブルガリア) 01年欧州1位、10年世界48?級3位
ミルゾヤンの足関節技が冴えた。
・56kg級(7名)
1位 アルヒポワ・アナスタシア(ベラルーシ) 07年64?級世界1位
2位 ステファノバ・カリーナ(ブルガリア) 10年世界1位
3位 ビンデル・イリーナ(ロシア)
3位 モリッチ・ディアナ(セルビア) 09年世界1位
アルヒポワが2階級下げての優勝。
・60kg級(5名)
1位 イリエバ・イベリナ(ブルガリア) 10年世界1位
2位 サイコ・オレーナ(ウクライナ) 10年世界2位
3位 プラカペンカ・カツィアリーナ(ベラルーシ) 09年世界1位、08・09年欧州1位
3位 サルレット・アレクサンドラ(フランス)
決勝は昨年の世界選手権と同じ対戦、今回もイリエバが僅差で制す。
・64kg級(参加7名)
1位 グロモワ・イリーナ(ロシア) 10年世界1位
2位 イワノバ・バニャ(ブルガリア) 10年世界2位
3位 ボイコワ・アリーナ(ウクライナ)
3位 パイム・アンジェラ(ベラルーシ) 07・09年欧州2位
この階級の決勝も昨年の世界と同じ結果。
・68kg級(参加8名)
1位 コルミリュツェワ・マリナ(ロシア)
2位 オメリャノワ・イリーナ(ベラルーシ)
3位 ダビドワ・マリアナ(モルドバ) 10年欧州2位
3位 デニセンコ・ビクトリア(ウクライナ)
・72kg級(参加7名)
1位 ガリャント・スベトラーナ(ロシア) 世界6回優勝
2位 セメニュク・マリア(ウクライナ) 08年欧州68?級2位
3位 ラドゼビッチ・カツィアリナ(ベラルーシ) 09年世界1位
3位 ラゲル・ティファニ(フランス)
・80kg級(参加5名)
1位 オリャシュコバ・マリア(ブルガリア) 06・08・09年世界1位、10年3位
2位 ラデビッチ・アンナ(ベラルーシ)
3位 カザンツェワ・ナタリア(ロシア) 10年世界1位
3位 ミリシッチ・タマラ(セルビア) 10年欧州3位
オリャシュコバが昨年世界選手権の雪辱を果たし優勝。決勝は腰投げ一本で決めた。
・+80kg級(参加6名)
1位 バリシック・ユリア(ベラルーシ) 09年世界2位、10年欧州1位
2位 ダビドゥコ・オルガ(ウクライナ) 09年世界3位、10年欧州3位
3位 バラショワ・アンナ(ロシア) 10年欧州3位
3位 ジェイバ・ナディア(ブルガリア)
団体順位 1位 ベラルーシ 2位 ロシア 3位 ブルガリア
さて、今回は隣のブルガリア開催ということで観戦に行ってきました。ブルガリアだけでなく欧州各国の関係者に帰国の報告ができて良かったです。
これまで何度か欧州選手権には写真撮影に行っていますが、今回は挨拶回りも忙しいので記念写真のみ。審判もせず、わりとゆっくりと観客席から見ることができました。考えてみると貴重な機会でしたね。
審判仲間たちと撮ってきました。




